「物事を前進させる」には、問題解決の方法よりも、まずは・・・!?有限会社キャリア・アップです。 いつもご愛顧頂き、誠にありがとうございます。
(*このメールは、ニュースレター会員様及び、 須山と名刺交換をさせて頂いたお客様に配信しております。)
7月のNewsレターを配信いたします。
今月のキャリア・アップNewsレターでは、以下の3つの話題を皆様にお伝えします。
1. 物事を前進させるには、問題解決よりもまずは「相手を理解する」2.仕事が出来る人は、「できない」→「できる」に変えている‼3. 「中堅社員・管理職のためのリーダーシップ研修」のご紹介今月は、これらに注目してご覧ください。
私には、過去こんな失敗談があります。
ある企業の管理者が「部下との関係性のことで、相談に見えた時のことです。
その上司からすると、報連相をしてこない部下達がいること、また指示を出さなければ
動かない部下達がいることにかなり困っている様子でした。
そこで私は、こんなことが頭に浮かんだのです。
「報告を受ける時の態度はどうであるのか」また、「いきなり否定していることはないか」など、
これまでの経験から色々なことが頭によぎり、あえて質問をしてみました。
すると、相談者は「そのあたりも、自分としては自覚しており、少しずつ態度も改善してみたことや、
自分が直接的に注意をするのではなく、ナンバー2の立場の人間に対応してもらったり、色々と自分自身も
改善しようとしている」という話をしてくれました。
しかし、この相談者は、こういうのです。
「自分がこんなに色々改善もしているのに、部下たちは相変わらずの状態で、さすがに疲れました」
と。
すると・・・、私はこう言ってしまったのです。
「では、何等か部下を褒めたり、何等か部下を認めることはしていますか」
と。
するとそれに対して・・・
「それもやっている。とにかく、部下たちのレベルが低すぎるんですよ」
という会話になり、堂々巡りの状態になってしまいました。
わたし自身も、自分の相談の受け方はどうだったのかと悶悶とした状態でした。
その後、私ではうまく行かないので、他のコンサルタントにもこの方の相談にのってもらうようにしたのです。
すると・・・
その後、そのコンサルタントからその結果を聞くと、話がうまく進み結果的に、新たなトライをしてみるという
前向きな状態で話は終わったということでした。
私は、その時「えっ、私はあんなにあの相談者に苦労したのに、何が違うのだろうと」と思いました。
そこで、そのコンサルタントにどのように対応したのかを聞いてみると・・・
その相談者の日ごろ工夫しているところ(部下との関わり)、その時どのような思いで行ったのか、
相手の状況を理解しようとしたり、相手の気持ちに共感して、「まずは承認の言葉」をかけているという行為をしていたのです。
私との違いは、一つひとつのエピソードを聞きながら、その相談者ご自身をしっかりと
「受け止めまずは承認する」という一歩をしていたのでした。
実は、この相談者は、最初は今の職場から異動を願いでておりましたが、その時の相談後、
最後のチャンスとして、もう一度あることにトライしようという思いに変わっていったのでした。
私は、上記のような『自分のうまくいかなかったこと』から、多くのことを学びました。
悩みのある人は、問題解決の方法論を提示してもただの正論だけにすぎないこと。
まずは、しっかりと相手の状況を理解し受け止めるステップがないと、人はアドバイスや提案も
受け入れにくいことを実感しました。
これは、私の立場のような人間にかかわらず、皆さんのように上に立つお立場の方々にも
何か言えることではないでしょうか。 須山より
周りから認められどんどん昇進していったある部長のお話です。
その方は、常に「できないことはない」という考え方の基に日々仕事をしているようです。
今回は、素晴らしい部長の話をご紹介したいと思います。
ビジネスの世界では、日々、上からの指示命令に応えることや数々のチャレンジをしていくことの連続であります。
その時に、今は手一杯だから「できない」、「自分には無理だ」という場面も沢山出くわします。
しかし、この部長は、「できないことはない」と常に言っています。
もう少し、掘り下げて聞いてみると・・・・
実は、「できないという傾向」には、3つポイントが見えてくると言っておりました。
そこで、この3つの状況から、ちょっとだけ見方を変えてみると、明るい未来が見えてくる ということです。
この3つの観点からもう1度自身を振り返ってみると、意外に「できない」と決めつけているのは自分であったり、
自分だけでやろうと力むから「できない」状態に陥ることが分かります。
だから、この部長は一歩も二歩も前進して周りから信頼されているのだということが分りました。
こう考えてみると、「できない」と決めつけるのではなく、
「自分のやり方を変えみると」
「タイミングを変えばできるのか」
「人と相談すればできるのか」
ちょっとだけ発想転換して取り組むことも一理あると思いませんか。
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《編集後記》(根)ようやく順々に梅雨も明けてきて、夏本番ですね。蝉の声で夏の気分を味わっています。