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気分転換法
【研修報告】4月26日開講の育成研修
考え方や見方を変えて
4月号Newsレター 配信
現在のような事業環境の変化が激しい時代に、経営者やリーダーのトップダウンで統制することには限界があるような気がします。それは、弊社で例えるならば、マニュアル作りが素晴らしいスタッフ、日報の書き方が素晴らしいスタッフがおります。すると、そのノウハウを横展開して会社に活かしております。また、英語力のあるスタッフには、何か我が社で彼女の能力を活かせないかと日々考えたりしています。
そのように部下の「強み」を発見して組織に活かす、会社に活かすことは重要なことだと感じます。しかし、そうは言っても現実的には、なかなか活かせていない企業もまだまだあることも事実です。
よくあるケースとして、「強みよりも、弱みを補強すること、未熟な点を矯正すること」が企業内で起こります。また、部下や後輩だけでなく自分自身の強みについてもほぼ全く目が向けられていない場合もあります。「自分の強み?入社以来、考えたことがない」という方も多いのです。
即ち、弱みを徹底的に補強するというのは、経済が右肩上がりの時代や、あるいは軍隊のように、目指すべき目標や水準があらかじめ決まっている状況では有効であります。
また、業種によっては、危険を避ける為に徹底的に問題をつぶしていくことが第一義というケースもあるでしょう。しかし、現代の事業環境のように、変化が激しく、多様性に富んだ時代はどうでしょうか。
むしろ、人の「強み」が、独創的な発想や、商品・サービスにつながります。
どのようなイノベーションも、個々のメンバーが持つ感性や専門知識、経験といった「強み」から始まるものです。
まず一つ目は、社員やメンバーの「貢献意欲」「仕事で目指す水準」が高まるということ。ドラッカーは以下の言葉で、その点を強調しています。
「強みに焦点を合わせることは、成果を要求することである。『何ができるか』を最初に問わなければ、真に貢献できるものよりも、はるかに低い水準に甘んじざるをえない。」
たしかに、「君は、こことここが弱いから、この一年で必ず修正するように。」と言われるよりも、「君には他の人にはないこういう強みがある。この点を活かして、この一年、成果をあげてほしい。」と言われた方が、明らかに貢献意欲も仕事へのモチベーションも高まるはずです。
自分が目指す仕事の水準が、一段上がり、「こういう方法もあるな、こういうサービスも求められるんじゃないか」と自発的に発想するようになるでしょう。
自分の仕事や事業への関心と責任意識も高まり、自ずと致命的なミスを犯す頻度も低くなるはずです。
遅刻をしやすい人に、厳罰やルールをいくら積み重ねても、根本的には解決しません。
むしろ、「君のこういう点にものすごく期待している」と言われる方が、自己規律が働くものです。
2つ目は、メンバー同士がお互いに尊敬・尊重し合い、仕事が生産的になるということです。
例えば、Aさんは顧客との商談が極めて得意である一方で、資料を用意したり、契約書類を作ったりすることが苦手だとします。
ところが、Bさんにとってはその得手、不得手が真逆。両者ともそれを認識し、組織/チーム内で補完し合って仕事をできているような場合です。
Aさんも、Bさんも「自分が仕事をできるのは、彼(彼女)のおかげだ。自分にできないことをあれだけやれるのは本当にすごい。」と考えるようになります。
互いにそう考えることで、非生産的で内向きな揉め事も少なくなり、生産的に仕事が進むようになります。以上のように、部下の‘強み’を活かす。お試し下さい。
キャリア・アップ主催の新人研修を、3月コースと4月コースの2回にわたって実施いたしました。総勢27名の方が参加され、社会人としての第一歩を踏み出す心構えやマナーを学びました。
2日間の研修を通じて、多くの学びを得た受講者の方々の声をご紹介します。
~受講後アンケートより~
ここには載せきれないほどの多くの学びを胸に、職場に戻って行った研修受講性の皆様。皆様一人一人の学びが職場の力になり、皆様の今後の成長にもつながっていくようスタッフ一同、皆様のさらなるご活躍を祈念しております!
穀雨
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