大人になると、新しいことを始めるのに躊躇しませんか?色々と理由をつけて、頭の中でいろいろ考えているうちに、チャンスを逃してしまうかもしれません。
そんな中、プログラミングに関して全くの素人だった80代の女性が、スマートフォンのアプリを開発したという記事を読みました。
その方は、若宮正子さんと言う方で、シニアのためのゲームアプリ「ひなだん」を開発しました。しかも、プログラミングの勉強は、80代になってから始めたそうです。
「プログラムの開発なんて大変な事を、80代で始められるんだ!」と思うのが、多くの人の正直な感想ではないでしょうか?
「プログラミングは勉強と言うより、興味があることに挑戦しただけ。」
これは、若宮さんの言葉です。
学ぶ意欲の源は、「知的好奇心」「有能さへの欲求」「向社会的欲求」の3つの欲求・動機と言われています。若宮さんが、80代で一からプログラミングを学習してアプリを開発したのは、これらの欲求が衰えていないからでしょう。では、逆に「何もやる気が起こらない…」と言う場合には、何らかの原因でこれらの欲求・動機が沸いてこないからでしょう。
知的好奇心を持つための秘訣には、7つあるそうです。
・余裕を持つ
・したい事を書き出す
・適度な課題設定をする
・時折難しい課題に挑戦する
・思考術を身に着ける
・五感を使って考える
・向き・不向きを認める
なかなか知的好奇心を持つのも大変そうですね。
子供がぐんぐん新しいことに挑戦できるのは、「学ぶ事が楽しい!」という気持ちが強いからだそうです。
「色々なことを分かっている」と思いこんでいる大人が、そこから新しい知識を身に着け、何事かを達成するには、心の柔軟さも大切ですね。