「結局、何が言いたいの?」
自分は伝えたつもりでも、相手にこう思われたら意味がないですよね。
ここでは会議やプレゼンの場で使われやすい「日頃の言葉遣いのクセ」を振り返ります。
会議やプレゼンの場で
◆「〇〇ではないでしょうか」
丁寧に言おうとしているのだろうけれど、押しつけがましい印象。
相手の同意を得つつ自分の思い通りに推し進めたい、という意図を感じてしまうという方も。
(改善→「〇〇です。なぜなら~」)
◆「〇〇だと思います」
自信がないのかな?という印象を与えます。
(改善→「〇〇です」と言い切ります。根拠が曖昧な時・推量の時は「〇〇でしょう」を使います)
◆「そして、〇〇です。そして、〇〇ですね。」
そして、を連発すると事実や意見が積み重なって因果関係も不明確になってしまいがち。
それ以前に話が長くて「この人、何が言いたいの?」と相手を困惑させます。
(改善→「そして」は1回まで。「または」「あるいは」などの接続詞を使います)
◆「まず〇〇、次に〇〇、更に〇〇、それから〇〇」
自分の提案のメリットを並べたい!というあなたの主張はもう分かった。
ただ、列挙しすぎて記憶に残らない。という残念な結果になってしまうかも。
(改善→根拠は3つまで)
◆「とても、すごく」
強い感情を表現したい時に連発しがちです。
ここぞという時に絞って使う事で重要なポイントを伝えられますが、連発すると「本当に重要?」と
相手に感じさせてしまいます。
それよりも、事実や数字で重要性を伝えた方が聞き手は分かりやすいですね。
(改善→連発しない)
◆「普通なら…」
自分の思いこみ・願望を「普通」としてはいないでしょうか。
それでは説得力に欠けてしまいます。データから普遍的な事実であることを提示しながら伝えましょう。
(改善→データを示して説得力をアップ)
子供の頃、友達に「すごく大きな犬を見た!すごい、すごく大きい!」と言われたときの事を思い出しました。
私はその時、「友達が大きな犬を見た」という事実は分かりました。しかしその犬が「どれほど大きいのか、どのように大きいのか、何と比べて大きいのか」は全く分かりませんでした。友達があまりにも「すごい」「すごい」というので、終いには「…本当にすごいの?」と思ってしまいました。
このように、感情だけではデータは伝わらず、聞き手としてはモヤモヤする状態になってしまいます。
上の一覧は使われやすい言葉のごく一部です。もしも、この中で「この言葉けっこう使っているかも」と感じるものがあったとすれば、あなたの話は言い方を変えるだけでさらに伝わりやすくなるかもしれませんね。