「心のベクトル診断」の活用+個別面談で、組織改善!!
- 心のベクトル診断とは
- 会社の目指すべき方向に、どれだけ社員が向かっているかを分析すると同時に、成果に繋げるためには、「組織のどこに問題が潜んでいるのか」をデータ解析して対処法をご提示するものです。
業種 | 製造販売業 |
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従業員数 | 80名 |
ご依頼内容
チームのまとまりが悪く、業務上の問題も解決しづらい状況が続いていて、どこに原因があるのかわからない状態である。これまで手探りでの解決を目指していたがなかなか効果がでていない。
また、組織を「見える化」することで組織改善につなげたい。
実施内容(カリキュラム)
心のベクトル診断と個別面談(3回)を実施
診断結果の変化
組織改善のプロセス
第1回目の診断結果(開始時点)
診断項目の「会社の方向性とベクトル合わせ」(特に、「会社の理念の共有と理解」と「仕事に対する満足度」)の数値は高かったのですが、それに対して「業務遂行姿勢」(特に、「チームの主体性」と「チームの協働・共創」)の数値は、理念の共有化をしている割には高い数値でないことが明確になりました。
一般的には、理念を共有しているとベクトルが揃いチームの主体性も高まるのではないかと思いますが、実際にはそうでなかったのです。そこで、この数値をもとに原因分析をしていくと、リーダーのリーダーシップやマネジメントに原因があることがわかり、このあたりを解決していくことを経営者に合意をとり、組織改善につなげる第一歩を踏み出すことにしていきました。
具体的には、各部署のマネージャーに対して、個別指導を3回繰り返しながら、組織改善へとつなげていきました。
開始時点の診断結果と一年後の第2回目結果の比較
■ある部署の開始時点の診断結果と第2回目診断の比較
■上記グラフから分かること
組織全体の課題であった「チームの主体性」「チームの協働・共創」の数値と「業績と会社信頼」の数値が第1 回の数値を上回っていることが分かります。
こちらの部署は、他部署と比較して第1回の評価点数が一番低い状態でした。
しかし、3回のマネージャーとの個別指導を行い、実践面での進捗をサポートしていくうちに、組織改善へとつながっていきました。
問題のある社員を抱えながらも、マネージャーは現場のことは主任に任せ、あまり現場に入ってメンバーと共に問題解決することが少なかったようです。その後、今回の診断結果を見て、マネージャー自身が自ら反省し、自身の事務業務は後にして、現場に出向いてスタッフと向き合って、共に問題を共有しながら共に解決していく活動をしていきました。それにより、スタッフ達のモチベーションがあがり、他人事から自分事として業務改善に取り組み、チームとしての結束力にも変化が出てきたのでした。
当初、第1回の診断結果を見て、マネージャーは、自部署の状態が良くないことは認識していましたが、組織の見える化・数値化することにより最初はやや動揺しましたが、弊社コンサルタントがマネージャーと心より向き合って個別面談を3回行うことにより、上記のようなグラフへと変化が見られるようになりました。結果的には、それがマネージャーの励みと自信につながり、部下の行動変化・組織の改善へと効果が見られました。
具体的な効果
・職場の雰囲気が明るくなった。
・部署内での連携が取れるようになり、チームワークが高くなった。
・部署内での積極的な発言が行われるようになった。
・スタッフたちが主体的に活動できるようになりチームワークがとれた動きへと変わった。
・グラフにもあるように仕事の対する満足感の数値が高まった。
経営者の声
組織というのは、目に見えないので、このように数値で評価されると、何がまずいのかが明確になり、それによ り意識付けがなされ、良い変化に改善されていることがわかりました。
まだ、現在進行形の段階ですが、これを励みにマネージャーには引き続き頑張ってもらいたいと思います。