経営者・管理者にしてみれば、日々の経営の中で、会社の業績向上のために、自部署の目標達成のために何
とか部下を動かし、成果につなげたいと日々思っています。しかし、なかなか思うようには部下は動いて
くれず、日々悩むことも多いしょう。そんなときに、最近、こんなことを実感しました。
「部下に分らせたいことがあるならば、まずは部下を理解することが先!!」
経営者であったり、管理者であったり、上の立場であると力尽くで成果を出すことも必要に迫られることも
あります。もちろん、力尽くで部下を引っ張ることはとても重要なリーダーシップですが、一から十まで
力尽くで引っ張ると、部下は、主体的でなくなったり、やらされ感の中で仕方なく動くだけの状態になり
がちです。
そんな時、このような本と出会いました。著書 田坂広志氏の『仕事の技法』の中で、仕事力の根幹は
「“言葉”のメッセージ」を交わす「“表層”対話力」と、「“言葉以外”のメッセージ」を交わす「“深層”対話力」
の二つがあること、そして、「一流のプロフェッショナルは、必ず『深層対話力』を身につけている」と
書いてありました。「深層対話力」について同氏は、以下のように説明しています。
・相手の無言の声に耳を傾ける力
・相手の沈黙や一瞬の間から心の動きを感じ取る力
・相手の言葉の奥にある感情や心境を感じ取る力
・相手の表情や仕草から心の変化を感じ取る力
・相手の言葉のニュアンスから細やかな思いを感じ取る力
・相手の置かれた状況や立場から、その考えを想像する力
対話をスタートさせるきっかけは、相手から「なにかを感じ取る」ところに生まれる、ということで
しょうか。例えば、お客様は常に、新しいこと、わくわくすること、楽しいことなど、変化を求めて
来店されます。その変化を生み出すために、ある一流のリーダーは、社員一人一人と「対話」する
時間を持ち、そこからちょっとした工夫やアイデアを引き出そうと考えました。
そこで、 社員と「対話を生み出す」ためにどんな工夫をしてきたかを聞いてみたところ、「スタッフ
の表情を、毎日よく観察するんです。ほんの少しでも、『いつもと違うな』と感じたら、すぐその
スタッフのところに行って、『なにかあった?』『浮かない顔しているように見えるけど困ったこと
はない?』と、さりげなく聞くのです。
こちらから話しかけるのは、いくつになっても勇気がいるものですが、自分が感じたありのままを
伝えて、ひとり一人が何を感じているのかを理解しようとすれば、互いの距離は自然と縮まり、
結果的に売り場でのちょっとした工夫についても話せるようになるんですよ」 と話していました。
1.部下との良好な関係を維持しつつ、言うべきことを言う、叱るべきことを叱るスキルを学ぶ
2.「やらされ感」から「自発性・主体性を引き出す」リーダーシップのスキルを学ぶ
3.最近の部下の傾向からもひるまず部下指導ができるタイプ別(下記6つ)の関わり方を学ぶ
<活用技法>
【1】相手(部下)の「やる気」と行動を引き出す「コーチング技法」
【2】耳の痛いことを部下に伝えながらも、部下の成長を支援するスキル
「フィードバック技法」を取り混ぜてのトレーニング
【3】チームのやる気を引き出す「ファシリテーションスキル」で、明日から実践
第1回 |
部下がみるみる「やる気」になる コーチング技法の習得 |
第2回 |
部下のタイプに合わせた指導の仕方 フィードバック技法 |
第3回 |
最近の6つの部下傾向に対して、どう関わるかのスキル |
第4回 |
チームのやる気を引き出すファシリテーションスキル |
◇日程 : 平成30年9月7日(金)・9月21日(金)・10月18日(木)・11月1日(木)の4回シリーズ
9:30~17:00
◇会場 : 浜松アリーナ 第2研修室
◇研修代金: お一人様 108,000円税込 (昼食は各自ご用意ください) 少人数制 10名まで