(*このメールは、ニュースレター会員様及び、 須山と名刺交換をさせて頂いたお客様に
配信しております。)
令和4年8月号のNewsレターを配信いたします。
今月のキャリア・アップNewsレターでは、
1.『グループ』から『チーム』への組織づくり!!
~チームをうまく機能させて’強いチーム’づくりに繋げる
2. 組織を成功させるためには順番がある
3. リーダーシップ研修のご案内
今月は、これらに注目してご覧ください。
人は、簡単には変わらない、変われない生き物です。しかし、私たちは、目標達成のために日々、上司部下とのコミュニケーションを交わしながら仕事を進めています。しかし、そのコミュニケーションの在り方に問題があると、直接的にも間接的にも非効率な成果につながってしまうのです。また、その話しづらさからお互いに距離感を感じてしまい、伝えるべき時に伝えていない、伝わらない状態ができ、それがチーム活動にもマイナスの影響が出てきてしまうのです。
そこで<タックマンモデル>という理論から、いかにして『集団』を『強いチーム』につなげていくかを考えてみたいと思います。このモデルの考え方は、集団というのは、ただ形成されただけでは組織として機能することはなく、4段階のプロセスを経て初めて機能すると言われています。★動画でのご紹介 →(1:54)https://youtu.be/IivS4k3z8Mw
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■なぜ、タックマンモデル が必要とされるのか??
それでは、何故「タックマンモデル」が必要とされるのでしょうか。時代と共に働く一人ひとりの価値観の多様化、また、働き方改革や新型コロナウイルス感染拡大等々の影響により、私たちの働き方にも大きな変化が出てきました。これにより、組織を取り巻く遠心力が急速に強まってきました。そうすると、このままでは組織と個人がバラバラになりかねないと危機意識から、求心力を高めるチームビルディングを意識した取り組みをする企業が増えてきたのです。
また、そもそも組織を作るには、機能別・役割別に分け、そこに人員を配置すれば形式上は組織ができます。しかし、ただそれだけでは『烏合の衆』の状態であり、そこからは何も生み出されないのです。このステージを<形成期>と言います。即ち、この状態ではただの『グループ』の状態なのです。しかし、『グループ』から『チーム』へとステージを上げる為に、トップやリーダーは目指すビジョンや目標を示し、それぞれは、自分の担当役割の精度を上げようとしながら目標達成へと突き進もうとするのです。また、そのプロセスには、お互いの進捗を確認し合い、時には意見の食い違いから対立が起こることもあるでしょう。このステージを <混乱期>と言います。ここで大切なことは、意見の食い違いや対立があったとしても、トップやリーダーは諦めないことなのです。お互いに本音で語り合い、対立したとしてもお互いを理解し合う関係づくりを意識すれば、必ず次のステージに持っていけるということです。
とかく日本企業は、社内の対立を極力回避する風土をもった組織が多いと言われています。意見の対立を避け、メンバーが本音を発しない状態では、深いレベルでの組織の一体感につながりにいく状態になります。しかし、タックマンは、そのような表面上のコミュニケーションでは『強いチーム』づくりにならないと言っています。『強いチーム』づくりつなげるには、お互いを理解しあい、また対立したとしても互いに本音を語り合い相互理解を深めれていくことで、チームは安定してくること言っています。<混乱期>は必ずあるが、あくまでも通過地点でありそこで諦めないこと。上記のプロセスを踏めば、必ず<統一期>に入ること。
以上のように、組織を預かるトップや管理者の方々は、このロジックを理解した上で<強いチームづくり>のための地道な取り組みを継続することが重要となるでしょう。
もう一つ重要なモデルをご紹介しましょう。それは、ダニエル・キム教授が提唱している『組織の成功循環モデル』です。つまり、組織を成功に導くには、 <バットサイクル>と<グットサイクル>の2つのサイクルのうちの<グットサイクル>を回すことが重要であること。また、それは、4つのステップの順番を意識することであると言われています。確かに、私たちは<バットサイクル>を無意識的に回してしまいがちですが、実は、この4要素の順番を意識することで、より効果的に組織の成功につながること、改めて気づかされるのでありました。皆さんもお試しあれ(須山より)
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《編集後記》今回のタックマンモデルの4段階プロセスは興味深かったです。
中でも「混乱期」がとても大切で、この時期はリーダーにとってもメンバーにとっても
苦しい時なのかもしれませんが、お互いに理解をしよう、されようと努力をすることで、
統一期に入り、そして機能していくのだと思います。
働き方や人間関係の多様化で便利になる一方で、より努力をしなければいけないことが
あることを心に留めておきたいです。
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