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『Newsレター2月号』言い方を工夫して「叱れる」上司になろう!

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ニュースレター

2023年02月24日

『Newsレター2月号』言い方を工夫して「叱れる」上司になろう!
有限会社キャリア・アップです。 いつもご愛顧頂き、誠にありがとうございます。
(*このメールは、ニュースレター会員様及び、 須山と名刺交換をさせて頂いたお客様に
配信しております。)

令和5年2月号のNewsレターを配信いたします。
今月のキャリア・アップNewsレターでは、以下の話題を皆様にお伝えします。
 

1.言い方を工夫して「叱れる」上司になろう!
2.具体的ケースより「叱り方」を学ぶ
3.弊社企画「リーダーシップ研修」のご案内

今月は、これらに注目してご覧ください。



2020年61日より、大企業における職場のパワーハラスメント対策が義務化されました。また、中小企業においても、202241日より義務化が適用されました。このような背景があり、ますます上司側は「叱る」ことに躊躇してしまい「叱れない上司」が増えてきているのも事実です。そのためか、部下の問題が改善されないまま放置状態になっている企業も多いのです。そこには、その言動がパワハラかパワハラでないかの区分けができていないことにも問題があるように思います。そこで、どのようなケースがパワハラかそうでないかを例で示していきたいと思います。

       

パワーハラスメントにあたるケース

・上司が業務を行う上で必要な範囲を超えて、長時間に渡って激しく叱ることを繰り返す
・同僚の見ている前で、大声で威圧的に叱ることを繰り返す
・指示に従わない社員を仕事から外し、長期間にわたって自宅研修を命じる
・新卒社員に必要な研修を行わずに難しい目標を与え、達成できないことを厳しく叱る
・リーダーだった社員を退職させようと、誰でもできる業務にあたらせる    等々

パワーハラスメントにはあたらないケース

・遅刻などのルール違反を繰り返し、何度注意しても直らない社員を強めに注意する
・社員を成長させるために、現状よりも少し高いレベルの仕事にあたらせる
・社員に配慮する目的で、社員の家族状況などプライベートなことを質問する   等々          

あくまでも上記は一例ですが、職場の状況や個別の事情によってこの事例に従うだけでは判断できない
ケースもあるはずですが、ひとまず一例としてあげてみました。




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◆部下の失敗が多発、仕事の質が落ちたというケース

状 況 : 「ミスを減らして仕事をして欲しい」と思っている上司
気持ち : 部下のミスは自分にも跳ね返ってくる問題で、上司としては極力減らしたいところ。
               頭ごなしに怒鳴っても、恨みを買うか逆ギレされるのが関の山。
               そこで、部下の努力や実力を評価しつつ、さりげなく過ちを指導するには?

 

 ◆「A君、この仕事に向いてないんじゃないか?!」    

ある業務の確認にヌケがあり、後日あるトラブルを引き起こしてしまった。
その際に、上記のようなこと上司に言われ、自分の仕事を全否定されたように思い、やる気をなくしたA君。

    

 (1)期待感を伝えてやる気度アップ

「何これ! やり直し!お前ならもっといいもの作れるだろ!!」  

   体調が悪く、適当に作った資料にだめ出しされた。でも、お前ならもっとできると言われ、いつもの自分の
 仕事ぶりを見てくれていたんだと感じ、気を引き締めた。   これからは手を抜かずにやろうと思った。


 (2)一言フォローで気づき度アップ

「失敗したのは困るけど、しっかり報告してくれたのは助かる。」

 客先への製品製作には失敗したが、すぐに上司に報告し対処できた。
   失敗を100%防ぐことはできないが、その後のフォローをしっかりして客先や社内の信用を失わないように
 心がけるようになった。


(3)部下に考えさせて納得度アップ

「まずは、しっかり報告してくれてありがとう。ところで、今回のトラブルになった原因って何?!

   まずは、自分のことを認めてくれながらも、「質問」によって原因と対策を引き出してくれることで、自分
 なりに納得がいく流れとなった。 ただ、上司に言われっぱなしより、納得がいく。  

  

      

以上のように、言い方を工夫したり部下と向き合うことにより、相手に「伝わる」叱り方になりますね。
                                         (須山より)

   ◆最後に、パワハラにならない「叱り方」のまとめ





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《編集後記》パワハラは、された側の受け止め方も人それぞれなので、境界線が難しいことではあります。
      ですが、お互いに、ただ感情をぶつける「怒り」なのか、良くなってほしいと期待を込めて
      いる「叱り」かを理解することが必要だと思います。
      叱られることは決してネガティブなことではなく、より良くなるためのステップと考えて
      前向きに受け止められる心を持つことも必要だと思いました。
      


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