(*このメールは、ニュースレター会員様及び、 須山と名刺交換をさせて頂いたお客様に
配信しております。)
令和5年7月号のNewsレターを配信いたします。
今月のキャリア・アップNewsレターでは、
1.厳しく叱っても「慕われる上司」「嫌われる上司」の決定的差とは?
2.リーダーシップ研修のご案内
今月は、これらに注目してご覧ください。
今月は、佐々木 常夫氏 著「部下が伸びるマネジメント100の法則」よりお届けいたします。
最近、「叱れない上司」が増えてきたと耳にすることが多くなりました。私(須山)が意識していることが、この書籍にも多く書かれており、とても共感した一冊ですので皆様にもその内容をご紹介したいと思います。
◆部下のやる気を出すには「褒めるが8、叱るが2」
チームの成果を上げていくには、部下のやる気を高める必要があります。そのためには、やはりなんといっても「褒める」ことです。ただなんとく「いいね」と褒めるのではなく、やる気が出るよう意識して褒めることが大事です。
人は褒められると、自己肯定感が高まり、やる気を出します。相手のことを好意的に捉えるようになり、信頼感も高まります。
実際「この短期間でよくできたな!」「あなただからできたんだよ!」などと褒めると、部下はさらにやる気を見せ、それは奮闘してくれたものです。「やった! 褒められた!」と思うと、人はグングン伸びていくといって間違いありません。
ただし、褒めてばかりいると調子に乗ったり、実力を過信する部下がいるのも確かです。「自分はできる」と勘違いし、失敗を言い訳したり、人に迷惑をかけて平気な顔をしているようなら、ピシャリと叱る、厳しく言って聞かせるということも必要です。
「厳しいことを言うと辞めてしまう」「パワハラだと騒がれるのではないか」との懸念もあるかもしれませんが、ミスを指摘し、二度としないよう言って聞かせるのは上司として当たり前のこと。大声で怒鳴ったりせず、落ち着いて毅然と伝えれば、納得し反省を促すことができるはずです。
もっとも叱るというのは、叱る方も疲れます。ちょっとしたことをいちいち注意するのも、互いにしんどいものです。まあ小さなことは大目に見て、「褒めるが8、叱るが2」くらいで考えておくのがちょうどいいのではないでしょうか。
「褒める」と「叱る」は一見正反対に見えますが、「部下を成長させるため」「チームの力を引き出すため」という目的はどちらも同じです。褒めるにしても叱るにしても、大切なのは上辺ではなく、心から本気で向き合うこと。上司の本気度が伝わる褒め方、叱り方を実践していきましょう。
◆叱りっぱなしにしない
私はどちらかというと、部下の欠点より長所を見て、いいところを積極的に褒めるよう心がけていましたが、決して甘い顔ばかりしていたわけではありません。
部下が同じ失敗を繰り返したり、単純なミスをしたり、内容の薄い企画書を提出したりしたときなどは、容赦なく叱りつけました。
叱られた部下の反応はさまざまです。そこで部下が凹んでいたり腑に落ちていない様子を見せた場合は、こちらから声をかけ、「なぜ立ち直れないのか」「どうして納得できないのか」と訊いてみます。相手の言い分を黙ってよく聞いた上で、なぜ叱ったのかを丁寧に説明します。
するとたいていの部下は、叱られたことについてもう一度考え、どこが悪かったかを理解してくれます。言われたことに納得し、いつまでもふてくされているようなこともなくなります。
このように、叱った後は叱りっぱなしにせず、感情的なしこりを残さないようフォローすることが大事です。叱って、フォローしたことで、互いに対する理解や信頼が前よりも深まる、というのが理想ですね。
◆日頃から、「信頼残高」を増やしておく
同じ叱るのでも、厳しく叱って嫌われてしまう上司と、嫌われない上司とがいます。この違いはどこにあるのでしょうか。
一番の違いは、「信頼口座」にどのくらい残高があるか、です。
信頼口座は、銀行口座と同じです。銀行口座にお金を預けると、残高はプラスになり、引き出せばマイナスになります。貯めずにどんどん引き出して使ってしまえば、やがて底をつき、何も買えなくなってしまいますね。
信頼もお金同様、「預け入れ」もあれば「引き出し」もあります。常日頃から預け入れを心がけ、残高を十分にしていれば、多少ぶつかったり厳しく叱ったりしても、部下との関係にひびが入ることはありません。私は時に厳しく部下を叱責しましたが、それでも多くの部下が慕ってくれたのは、常に信頼関係を築くよう努め、信頼口座に潤沢な残高があるよう心がけていたからに他なりません。
要するに、礼儀正しい行動や、親切であること、正直であること、これらを通して信頼残高を高めておくことができれば、厳しく叱ったからといってパワハラになることも、部下の心が離れてしまうこともないわけです。
信頼残高を増やすのは根気のいる作業で、一朝一夕に手に入れられるものではありません。でも積み重なれば、部下を育て、チームの成果を上げるための心強い武器となることは言うまでもありません。部下を叱る局面でも、思いやりを忘れず、「信頼の貯蓄」を心がけていきましょう。
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《編集後記》今回の内容で「褒めるが8、叱るが2」をいつも頭に置いておこうと思いました。
上司から部下へ対するのと同じように、家庭内では親から子供に対しても言えることです。
できたことに対して、ちゃんと「できたね!頑張ったね!」と褒めると、次も頑張ろうと
思うものです。また私も、褒められると、やはり嬉しいですし、やる気もでます。
先日、弊社のブログやFacebookにも書かせていただきましたが、子供の30分回泳があり、
練習でなかなかうまくいかずに当日を迎えてしまった我が子ですが、結果、合格しました。
出発する時の不安そうな表情に反して、自信満々の顔で帰宅しました。
「すごいね!良かったね!やる時はやるねー。練習して良かったね」と思い浮かぶ誉め言葉を
連呼すると、すごく嬉しそうでした。本人にはまた一つ自信に繋がる出来事だったと思います。
こうした、「やればできる」という成功体験と、「褒められる」という自己肯定感の積み重ねが
大切だと深く感じました。