先日、友人と話していた時、「~しなくちゃいけない」という言葉が多い、という指摘を受けました。自分ではまったく意識していませんでしたが、会話の中に10個ほど「~しなくちゃいけない」という言葉が入っていたそうです。
「~しなくちゃいけない」という考え方は、「~すべき思考」といわれ、認知のゆがみの一つだそう。
「~すべき思考」とは、他人に対し、その人が直面しているケース(状況・状態)に関係なく、彼らは道徳的に「するべきである」「しなければならない」と期待すること。
・人は、他人に尽くさなければならない」
・「私はすべての人に愛さなければならない」
・「絶対にミスをしてはならない」
(出典:認知の歪み ウィキペディア)
この価値観にとらわれて行動してしまうと、辛いことや苦しいことでも頑張りすぎてしまい自分自身が苦しくなってしまったり、必要以上に自分を責め、自分の考えで自分の行動をがんじがらめにしてしまいます。
また、他人にもこの考えを押し付けたり期待してしまう場合には、そうならなかった時、相手に失望したり怒ったりしてしまうことになります。この考えが強くなればなるほど、それが生きづらさにつながってしまいます。
では、この「~すべき思考」から解放されるためにはどうしたらいいのでしょうか?
まずは、「今現在の自分自身を受け入れること」です。あるがままの自分を受け入れて、できなくても、しなくても大丈夫と思ってみる。
そして、今まで「~すべき思考」にとらわれていたことも、一度立ち止まって「本当に必要なのか?」を自分の気持ちに問いかけて考えてみましょう。
心に余裕を持つ事が、「~すべき思考」から解放される鍵です。